ナミアゲハのなし子ちゃんが亡くなった。
ベランダの外で行方不明になったかと思ったら、鉢植えを置く土台の真下で羽化しているところを嫁さんが発見。その場所が狭かったため羽が上手く伸びなかった。
上手く飛ぶことが出来ないため、我が家で保護することになったが…。
自分からストローを出して飲まないので、なんとも手がかかる。面倒なヤツだということで名前をつけなかったが、いつの間にその由来が名前になり、名前無し子で「なしこ」ちゃんになった。
この子は7月23日に羽化したので、1ヶ月ちょっと生きた。最後は脚も片方だけ、羽根もほとんどなくなってしまったが、それでもお腹が空くと、パタパタと暴れ回って餌くれアピールしていた。どうした?と思って手を出すと「気安く触るんじゃねぇ」と言わんばかりに暴れ回るが、なぜか嫁さんが手を差し出すと穏やかになって、ストローを出してポカリを飲んでいた。ママっ子だったな、こやつ。
これまで何回も成虫を飼育したけど、こんな小さい昆虫とお互いに意思疎通ができるようになるのがなんとも不思議。ネコ、犬とも同じような気持ちになる。違うのは一緒に過ごした時間の長さだろう。
1ヶ月の命。
あっという間に大人になっていつの間にか歳をとって爺さん(婆さん?)になっていく。
我々には理解しきれないくらい猛烈なスピードで歳をとっているんだな。まぁ人間から見た場合の話しだけど。
チョウは神の使いっていうのは本当かな?
また会おう、神の使いくん。