サープラ横浜あそびタウンに行ってきた。
横浜市営地下鉄センター北駅にあるノースポートモール5階にある。
いや〜驚いた。
クレーンゲームが500台以上?
正月から大盛況だった。
こんなに人ゴミのゲーセンは久しぶりに見た。
すげー。
さて、ここからは違う視点での感想。
◾️サープラって?
サープラ横浜あそびタウンという屋号だが、もとはサードプラネットというゲームセンターだった。クレーンゲーム、メダルゲーム、ライド、ビデオなど、バランス良くゲームマシンが配置された典型的な大型ゲームセンターだった。サードプラネットはもとは不動産業?を生業にしていたらしく、ゲームセンター事業に乗り込んできたときはチョ〜イケイケで、同業者はこのサープラの勢いにいつ飲み込まれるか戦々恐々だった。
しかし日本の経済的不況がゲーセン業界を次々と打ち壊し、2012年以降はかなりのゲーセンが消えて行った。ちなみに横浜駅にあるゲーセンは10以上あったが、2024年現在ではROUND1、タイトー、そしてパソピアードの3つだ。
◾️サープラまじヤバい
サードプラネットも不況のあおりを相当に受けて、そしてコロナ禍もあり、もう消えてなくなってしまったかなぁ…なんて思ってたら、、、いや〜存続してたねぇ!
というか、屋号改め、店内のゲーム機構成も大きく入れ替え、しかも元あったゲーセンのエリアからワンフロア全部を貸し切って一つのコンセプト、つまり遊園地のような状態に作り変えてしまった。
生まれ変わった、という一言がわかりやすい。
それくらいこのサープラ横浜あそびタウンは変わった。
◾️おかみのお膝元
このサープラ横浜あそびタウンは実はサードプラネット本社。イオンで言えば海浜幕張のビル内にあるイオンスーパーのような、江戸城で言えば江戸の城下町のような、要は超旗艦店、お上のお膝元だ。なので気合いの入り方が半端ない。やれることはなんでもやる、というのがフロア全体から伝わってくる。
変わったこととして良かったことを。
◾️駐車場料金割引3時間
これは嬉しい。ゲーセンっていくら使ったか不明だということで駐車場料金割引券はもらえない、というのが以前の習わしだったが、それが3時間も割引してくれる。これは嬉しい、時間を気にしてイライラしながら遊ばなくていい。
◾️トイレ
トイレへのアクセスがすごーくわかりやすい。
以前と場所は変わっていないんだが、フロアの中に埋まらず、トイレを発見しやすくなっている。これはファミリーには嬉しい。
ママ〜、トイレ〜。
ぇえ?あれ、トイレどこだ?
なんて脇汗ビッショリになることはないだろう。それくらい分かりやすい。
どこかのユニクロがある商業施設は、ユニクロの店舗の奥にトイレがあったりして非常に不愉快だ。ユニクロが悪いわけではない。が、通路を取らない売り場構成優先にした思考は、クソがっ!と思う。
◾️プリクラとグッズショップ
プリクラをエスカレーター付近のエントランスに配置したのがすごい。ターゲット顧客は中学〜20代女子で、売上はそれほど高くないので通常はフロアの端っこだ。しかし、彼女達が立ち入りやすいようにフロア入り口にゾーニングしている。ポッピンシャワーアイス?だっけ、こんなものまで売ってるなんて、グッズショップヨシダ顔負けだぜよ。
また、エリア付近にテーブルと椅子まで用意しているところが素晴らしい。テーブルや椅子って、お金使わないでずーっとダラダラするアホがいるから普通は配置しないものなんだが、今時はそれでもいいから施設に来てよっ!というのがコンセプトなのかねぇ。
◾️10円クレーンゲーム
これすごいよねー。
10円玉なんて回収したくないし、セレクターや両替機も必要になるし、面倒くさっ!とオペレーター視点では思うけど、顧客目線では超絶人気コーナーだった。まぁ全然取れないんだけど、これならファミリー層はとっつきやすい。
100円って、いまだになかなかお高いイメージだからなぁ…とにかくはこれでお店に足を運んでもらたのだからこれら10円ゲームの役目は十分に果たしてる。すごい。
◾️紙コップ
この発想がすごい。
千円札を両替した後、小銭は?
メダルカップでも使えば?という発想になりがちなところを、ここで紙コップ!
いいね!を何回押してあげたい。
しかも両替機に紙コップベンダーが設置されてる。あれ、これってフードコートにあるヤツだよね。いや〜、発想の転換、素晴らしいわ。
◾️お菓子コーナーでスーパーの音楽
あれ、この音楽は…オッケーストアやマルエツとかでよく耳にする音楽。耳タコだろ、この曲!をなぜかお菓子類のコーナーで流していた。ここまでやるか、サープラ。
◾️館内の音楽
ゲーセンの館内で流すのはUSEN…というのは今や昔の話か。とりあえずはフロア内ではJ-popは流れてなかった。
倉木麻衣stay by my sideとか流れてたら店長の趣味が回見えたな。
◾️とれないが、取れる時がある
当たり前の話だけど、なかなか辛い。
クレーンゲーム機の大半は三本ツメタイプ。
景品をしっかり掴むんだが、なーぜか上まで持ち上げて落としてしまう。
まったく掴まないよりは楽しさはあるんだが…みんな同じ落とし方を体験していくと、、、結局どれも同じだねって感じてしまった。
この三本ツメタイプ、2010年頃にはすでに流通していて、その後日本メーカーが獲得率が調整できるようにした…というのを覚えている。
アームの掴む強さを掴む時、掴んだ後で調整できるので、ガッチリ掴むんだがアームが上昇するにつれて掴む力が弱くなって景品を落とす…ということができる。これ、大人が見ればすぐに分かる仕組みだが、子供からすると、えー?なんでー?もう少しだったのにー!となる。
そして極め付けは、10回に1回は掴む強さMAXになって必ず取れる、という設定がある。
この確率はかなりら細かく設定できたハズ。
これによってお客さんからは、まったく取れないわけではなく、あれ?今日は簡単に取れたヨ、みたいなことになる。
これがまた子供を混乱させ「あっちのゲームはすぐに取れたよ!ほらっまだやってみようよ!」というようなことになる。親からすればかなりツライ状況だ…。
まとめると、取れないわけではない。必ず取れるくらいガッチリ掴む時があるが、それがいつかは店員でさえも分からない。と。
それに比べてスウィートランドは…取れない時はなーんも取れないどころか何もすくえず何も起きないからね…この残念レベルは子供にとってキツイ。まだクレーンゲームのほうがましかもしれない。
◾️サービス担当と清掃担当
そうそう、今やこれは当たり前なのかな。
以前はフロアスタッフが何から何まで担っていた。景品の補充をするために倉庫から段ボールごと持ってきて補充…入れ替えとか。これをやってる時にお客さんに呼ばれると、まぁ非常に困るわけで。景品が入った段ボールをそのままにして、他の場所に行くわけに行かないし…とか。
◾️まとめるとサープラは、
ゲーセンだけではない視点、庶民の生活視点?がベースなのかな。とにかく細かいところまでやれることはやるぜ!というのが伝わってくる。
◾️未来のゲーセン…
クレーンゲームが多いのはすごいが、どこに何があるのかわからない。いくら歩いても、あれ?どこだったけ?と歩き疲れて、もういいか…ってなってしまった。
店員にしてもどれがどこで、景品がスタートポジションに配置されているか、なんて把握できない。歩いて目視するしかない。足で稼げ!
かなーり体育会系だ。
各マシンにカメラで景品を撮影、カメラを使用して、景品の個数、配置、また何の景品なのかを認識して読み取り、それを店舗入り口で、案内してくれたら嬉しい。ちいかわはクレーン◯◯番です、とか。
こんなハイテクが導入されたらゲーセン業界も自動車業界みたいなハイテクイメージがつくかもしれんなぁ。
ノースポートのトイレ個室にはタブレットが設置されていまどこが空いてる、とか表示されてハイテク化されてれんだし、ゲーセンもできるんじゃね?