アメグラ2号のブログ

1980年代後半の古き良きビデオゲームのほか、オッサンの個人的備忘録

サッカーの記憶

子供がサッカーに興味を持ち始めた様子。
そういえば自分はどんなんだっけ?

サッカーを始めたのは小学校1年生。
親から、野球かサッカーか?と聞かれて、サッカーボールを選んだのを覚えている。なんなんだこの選択方法は?

小学校6年生の始めまではYMCAのサッカークラブに通った。今時のクラブというより、みんな楽しくワイワイ騒ぐのが目的だったか。

中学生になりクラブ活動に関して迷わずサッカーを選んだ。なによりサッカーがやりたくてこの学校を選んだってのもあった。

で、、、中学3年間はマジでつらかった…好きで入ったのになんともな結果。中学3年でなんとかレギュラーにはなれたが、ポジションはミッドフィルダー。攻めては守るを繰り返す心臓爆発するか?の体力的にキツイポジション。加えて自分以外はみんな上手くて自分はひたすらサポートする…ような感じで自分が活躍する…なんてことは皆無だった。

 

高校になりサッカーはやめた。
中学時代の先生からは、バカだなお前。もう少し頑張ればいいのに…と言われた。
先生には確かにいろいろな基礎を教わったが、同時に自分より上手いヤツは腐るほどいてとてもかなわいとも実感。

なにより当時のチームに仲間がいる…という実感が無かったのが冷めた理由の1つだ。当時のクラスメート達との会話やクラス活動のうほうがとても楽しかったからだ。あ、なるほど、別の世界がたくさんあるんだ、と彼らから教わった。

ここまでかな?
サッカーは一区切りすることにした。


その後、大学のサークルや、バイトでサッカーをすることがあった。
お前サッカーやってたんだろ?
やろうぜ。
みたいなノリでなんとなく参加することがあった。

まぁなんとなくでいっか。
あまり気が進まないまま、いろんなチームに参加してみた時に気がついた。

 

あれ?
オレ、上手くない?

 

アホな心理だが、サークルでやるようなサッカーだからそんな本気じゃない。
なにより目的がサッカーではなく、人の交流だから、上手い下手は要求していない。

そこでようやく気がついた。

オレが嫌いだったサッカー、、、実はちゃんと上手くなってたんだ。

なんと。
これに気がつくのにやめてから4〜5年かかった。アホか。

プロ選手に比べればハナクソレベルだが、人間しっかり練習すれば一定以上の技術は身につくものなんだと、初めて実感した。

これ以降、人との交流にサッカーがある時は積極的に参加してみた。会社の交流、社会人サッカーサークルなどなど。

すると、、、サッカー楽しい楽しい。
自分がイメージするサッカーをする人は他にもたくさんいるんだ、と楽しくなったし、なにより自分でシュートを撃って点を取るのが楽しかった。

また知らない間にダブルタッチが出来るようになっていたのにも驚いた。あれ?いつのまに?修行を積んでいつのまにか技がでるジャッキーチェンみたいな感覚だ。

マジか。今更?って感じだったが。
ここで小学校の頃に通ったYMCAを思い出した。

あ〜、これだ。
このみんなでワイワイやるサッカー。
これが好きだったんだなぁ。

自分には競技性のあるサッカーは向かなかった…ということか。


本気の試合では、ヤジは飛ぶ、ボールの無いところで蹴られる、シャツは引っ張る、故意に体当たりする…なんて当たり前にあったし。サッカーボールが無いところではケンカみたいなもんだしなぁ。

遊びでやるのと、金を稼ぐプロの世界、そりゃ話は違うよね。

うーん、子供には何を伝えたいか。

練習したら不思議な現象が自分に起こることを実感してほしいなぁ。まぁサッカーじゃなくていいんだけど。