ノートパソコンの温度を計測したかったので、温度測定データを見ることができるものを買った。
これまでの経緯はこちら
◆エーアンドディ製
デジタル温度データロガー
AD-5326TT
温度計測データは、この本体のメモリに保存される。
計測終了後、本体をPCへUSB接続し、インターネットエクスプローラでデータ表示。
このブラウザからCSV出力ができるので、データに直接触わることができるのが最大の魅力。ノートパソコン温度計測以外にも、ベランダの温度、冷蔵庫など、生活環境にあるものも計測してみたかったので。。。
◆今回やりたいこと
pythonでcsvを読み込んでpandas,matplotlibで状況を可視化してみようってのが今回やりたいこと。
◆温度計測
気になっているのは電源スイッチ周辺とキーボード。
とりあえず電源スイッチから計測してみる。
◆計測状態
◆計測データ
CH1:温度計本体内蔵の温度・・・机付近
CH2:外部温度センサの温度・・・ノートパソコンの電源スイッチ周辺
◆検証時の条件
・1分ごとに温度を記録
・約1時間計測
・計測時のPC負荷は、ネット検索など
・最後に扇風機で冷やしてみる
◆pandas
csvデータをpandasで読み込んだところ。
データカラムは、Date, Time, CH1, CH2の4つ入っていた。
ちなみにcsvに記録されている邪魔なヘッダーはあらかじめ削除した。
◆matplotの結果
青色:CH1・・・机周辺の温度
オレンジ色:CH2・・・電源スイッチ周辺の温度
おおおおおおおおおおおおおおおおお~~~~い!!
なんじゃこりゃぁ!
机付近は29度で、電源スイッチ周辺が40度くらいまで上がってる。
開始して30分ほどで38度まで達しているところが恐ろしい。
40度って・・・触れて「アチッ!」ってなる温度だよね。。。
人体への影響もさることながら、PC周辺機器への影響もまったく無いわけではないでしょう…。
計測終了間際に、扇風機を稼働してみると、みるみる温度が下がっている。
データは、38度→30度付近
すごいな、扇風機、効果絶大。
◆結果
ノートパソコンは処理の過程で熱を発する。
その熱を処理しきれず機器周辺に熱気が滞留していることは明らか。
空冷ってすごいね。
◆スクリプトはこちら