男性の育休がなかなか進まないのは、世の中が既に歪んでいるかなぁ。
残業200時間とかあるブラックが蔓延しているのに、育休だぁ?となるでしょう。
残業体質が大きな問題だけど、その仕組みがどうにも歪んでいる。
例えば…
提案書を作成してクライアントに提出。
午後6時ごろにクライアントからダメ出しをされ、翌朝までに修正して持ってこいと…。
このケース、要因は2つ。
1つ目は、クライアントで、翌朝までにホントに必要なの?ってところ。だいたい、翌朝までってことは、相手に残業を強いる訳で、その費用の追加は許容しているのだろうか。
相手は同じ人間なのだから、生活を考慮してあげることが普通の思考のはず。
仕事になると、どうしてその思考が欠落してしまうのだろうか。
2つ目は、提案した担当者。
クライアントが締切を先に伸ばしたとしても、仕事が遅いと思われたくない、他者に仕事を奪われてしまうかもしれない、など、変な強迫観念から、「明日の朝イチで出します!」って言ってしまうこと。
コイツ頑張ってるな〜とか、やる気あるな〜とか相手に思わせたいのかもしれないが、これは単なる精神的な弱さかと…。
残業することで様々な犠牲を払っていることを改めて理解すべき。
家を支えている家族に負担をかけているのでは?無駄な経費を会社に負担させているのでは?そもそも、自分の身体を酷使し、見えないところで病気を進行させているのでは…など、冷静に考えているだろうか?
昔の先輩から良く聞かされるのは、
「いや〜大変だったけど、徹夜でよく頑張ったよ。3日連続で徹夜だったときは流石にふらふらになったね〜。」
これに対しての感じることは、
「へ〜」
の一言に尽きる。
徹夜した体力はスゴイと思うが、それ以外に対する配慮が全くない単なる迷惑ヤロウで、それを自慢して肯定しているところが更にどうしようもなく怖い。徹夜した翌日は間違いなくトイレで寝てただろ…。こういう人が世の中で出世していくから歪んでしまうのだろう。
オレが若い頃は…
そんなことはどーでもいい。
お前に興味はない。
というのが皆の本音だろう。
まずは国会議員の長時間労働体質から変えていくべきなんじゃないか?
いまそれホントに必要なの?
冷静に考えてほしい。
あと、国会議員の票を支えている高齢の先輩方も、昔は…という考えを改めてほしい。
昔は終わったのであり、未来のことを考えて欲しい。