前日に処置をしたアゲハチョウのサナギが発育不全?のせいか背中部分に穴があいていた。そこから何やら動いているものが見えたので、簡易顕微鏡で見てみるとなんや分からんモノが動いてる。
意を決してピンセットで摘んで引っ張り出したら…
◆1匹目
ヤドリバエの幼虫が出てきた。
かなりデカイ。
頭側にも移動していたのでもうサナギは残念ながら諦めるほかない。
が、
念のため、液体絆創膏はしておこう。
◆2匹目
朝起きて光を照らして観察してみると何やら動くものが腹部にある。
え?まだ何かあるの?
なんだろ?
でも間違いなく腹部で動いている。
再確認のため、他のライトで照らしてみると、明らかに動いている何かがある。
腹部からピンセットでつまんでみると、
これまた丸々と太ったヤドリバエの幼虫が出てきた。
結果として、身体の頭側に1匹、そして腹側に1匹ずつ寄生されていたことになる。
しかも発見が遅かったので幼虫は丸々とデカくなっていて…摘出後にライトで探して見たら、身体の中はもうスカスカになっていた。
どうやら食べ尽くされてしまったようだ。
このサナギはサナギになって
1日後にヤドリバエ幼虫を摘出
2日後にヤドリバエ幼虫を摘出 頭部側
3日後にヤドリバエ幼虫を摘出 腹部側
だったが、2日後の時点で身体の色が変色して死相が出ていたので、その時点でもう死んでいたのかも…。
↑サナギの色は緑色だったら羽化するまで変な色になったりしない。寄生虫が出てきたサナギは必ずこんな色になってたので、色が変わることが一つのサインかと。
また今回分かったことは、
寄生されたいる場合、サナギになって4日後にヤドリバエ幼虫が出てくるが、それまでの間に不自然な物体が動いてるのが見えたら、それはほば間違いなくヤドリバエ幼虫かと。
そして、ヤドリバエ幼虫に身体を食い尽くされる前に対処しないとまずいので、サナギになって1日目で対応ができるかどうかがわかれ道になりそう。
やはり、自然の摂理に反して寄生から救おうとしていること自体がナンセンスなのかなぁ…。
うーん、悩む。