アメグラ2号のブログ

1980年代後半の古き良きビデオゲームのほか、オッサンの個人的備忘録

結露とカビの賃貸住居(解約トラブル編)

敷金トラブル…
社会人になってから10回以上転居してきて、久しぶりにトラブルに遭遇したので、ここに書いておく。

3~4か月住んだだけで、まさか敷金がまったく返ってこないとはねぇ…

 

◆新聞の世間一般の記事

game-allergy.hatenablog.com

 

◆写真はこちら

game-allergy.hatenablog.com

 

 

◆預かり敷金 98,000円

 

◆ルームクリーニング
77,566円
※47.01㎡×@1500×税

◆エアコンクリーニング
24,200円
※一台11,000(税抜)×2

◆畳表替え
39,600円
※一枚6,000(税抜)×6

◆クロス張替え負担金
74,800円
※79,200×68/72
(72㎡×@1,000×税)
————————-
◆請求額合計
216156円

 

98000円の敷金が戻ってくるどころか、はみ出して約10万円支払ってことに。

理由としては部屋の汚れ。
壁の汚れ、畳の汚れが酷いと…しかし、これは部屋内の湿気によるカビ。

管理会社側としては、数ヶ月という居住期間でこれだけのカビは酷い…という言い分。

居住側としては、数ヶ月住んだだけでこれだけ結露してカビが生えることが異常であり、住居に問題がある、というのが言い分。

カビが発生した場所は、
・ベランダ側窓付近、天井、押入れ
・寝室の床、天井
・リビング内床、天井
・トイレタンク、壁、天井
・玄関ドア、靴入れ

結露は温度差のある窓などに発生し、それがそのままカビになる…というのは理解できるが、窓から離れた場所にも結露、カビが発生しているのがなんとも異常。

押入れの下側に配置していた衣装ケース内の子供の洋服がビッショリ濡れていたのにはかなりショックだった。

トイレの壁紙がビッショリで、トイレットペーパーを置いておくと使えなくなってしまう…。

リビングの天井がなんで結露を起こしているのか謎…。

明らかに断熱性能がおかしくなっていたと考えられる。


と、住宅内の不良を訴えたものの、汚れが発生したことは事実であり、この事に対して対処、つまり費用負担はしなければならない…というのが管理会社の主張。

 

◆ルームクリーニング、エアコンクリーニング代は減額できない

ここで管理会社側から、ルームクリーニング、エアコンクリーニング代は外せないので、それ以外でればオーナーと交渉可能だと。

畳の交換39600
壁紙の張り替え74800
この費用に関して交渉すると。

ハウスクリーニング代、エアコンクリーニング代は交渉できないから、と言い始めたところが既に納得がいかない始め方だったが、いくら話しても、この金額は妥当な額だ、以前からこれでオーナーに通してやってるから今更変更すると変だと思われるとか…変な言い訳ばかりで納得できなかったが、ここで揉めてオーナー交渉も出来なくなるとなぁ…ということを考慮して、ハウスクリーニング、エアコンクリーニング代を突くのはやめた。

この辺りは計算されたやり口なんだろうと思ったが…。と思うのも過去に一回だけ敷金トラブルに遭遇し、敷金が返還された経験があるから。

だいたいおかしい…と思ったのは、ルームクリーニングに8万円近いってこと。

今時、人が1日働いてだいたい1万円くらい。植木屋さんが、自分が働くと1人分としては3万円は頂きます…なんてことを話していたし、不用品回収で聞いた時は15000円くらいだった。以前働いていた技術系の仕事では時間単価が5000円で、8時間で4万円。

などなどと考えると、
ルームクリーニングに人2人あてて仕事をさせて8万円としたら、技術系に同等する価格帯だから…やはり高い。

しかも50平方m以下で、2人入れば8時間もかからないだろ。

益々計算が合わない。

とモヤモヤが残る中、交渉の焦点は畳、壁紙に。

この費用に関して、オーナーと借主で負担すると、で、その割合について?

どれくらいまで譲歩できるか?という管理者側の問いかけに、7:3(借主)では?と言ったが、もう少しなんとかならないか?とごねられた。

うーん、どうせ折半にしたいのだろうけど、タバコ吸って壁紙を汚したわけでもなく、破いたわけでもなく、そのうえこんな異常な居住環境で苦しんだのに折半は納得いかない。譲歩しても6:4(借主)とキッパリ主張したところ、それでオーナーと話をしてみるとのことで、その場の話し合い(電話)が終わった。

 

夕方に再度メールが届いて、オーナーになんやかんや言われたが6:4で決着がついたので納得してもらえないか?と書いてあった。

 

本来は納得いかない。

畳、壁紙の費用をオーナーと借主で負担をして、管理会社側は?と頭に残る。

そう、ルームクリーニングとエアコンクリーニング代。

ルームクリーニングとエアコンを合わせて8万円なら分からなくもないが(それでも高いと思うけど)、、、この業者価格帯はおかしいから、その業者を叩いてくれと言ったが、この時期は繁忙期でなかなか難しいとか、言って取り合ってくれなかった。

まぁ、これだけ嫌がるということは、やはりここには何かあるね。

 

とはいえ、、、、

最近新しい仕事に就いたばかりで忙しいし、加えてこれから子供が小学校に入るなど、様々な新しいことが始まるときに、こんなバカバカしいことの相手はしていられない。

ごねたところで、時間もかかるし、その間の精神的ストレスも溜まって、仕事に影響がでないとも言えない。

今後のことを考えた結果、管理会社側の言い分を了承することにした。

 

 

◆ルームクリーニング
77,566円
◆エアコンクリーニング
24,200円

◆畳表替え
15,840円
◆クロス張替え負担金
29,920円

合計147,526円

敷金98000円に加えて49,526円を追加で支払ったことになる。

 

あ~、ほんとにアホらしい話だけど、仕方ない。

消費者センターに駆けこむ考えもあったが、部屋がカビて汚れてしまった事実はまぎれもなく借主にあるという話になるし、住環境に問題があったんだ、ということを証明するのはなかなか難しい。こんな状況では時間をかけるだけ無駄だしなぁ。完全に分が悪い・・・さすが民間管理会社、百戦錬磨だな。

 

しかし、やはり気になるのがクリーニング費用だ。

どうしても気になったので、この金額は居住期間に関係なく固定の費用なの?

とメールで最後に聞いてみたところ、

「以前から変わらず、この価格でクリーニングを実施している」

という返事が返ってきた。

 

なるほど、、、、ということは、

◆敷金

98,000円

◆ルームクリーニング
77,566円
◆エアコンクリーニング
24,200円

→クリーニング費用は合計101,766円

 

敷金を越えている。

そう、この管理会社は最初から敷金を返金するつもりなんてなかったのだ。

 

 

以前からこの賃貸物件に関しては変わらずこの費用でクリーニングをしている、、、ということは最初から分かっている事実ならば、契約時点で提示すべきことではないのかねぇ・・・・。まぁ違法ではないが、分かっていて言わないのは、なんというか、悪質・・・ではないか。別に言うべきことではないし、義務でもない。

しかし、世間一般に敷金というのは少なからず返金されるのが一般常識として世間で知られているワケだからさぁ、それを最初から返金しない予定だったら、トラブル防止の観点からは契約時に通達すべき事項かと思うけど。

 

このあたりは取り扱う企業の姿勢に依存するのだろうね。

民間の賃貸物件は怖いね~~~。

 

 

ちなみにUR賃貸物件に過去2軒住んだが、2回ともしっかり敷金は一部返金された。

かなり良心的な原状回復費用だった。

そしていまの新居はUR。そう、出戻り。

もう民間の賃貸物件には住まないね。

 

 

◆今回のような過ちを未然に防ぐには?

敷金の返還に関しては、物件下見の時点で、しっかり聞いておくべきだ。

敷金は戻ってきますか?

原状回復費用ってどれくらいですか?

以前から物件運営しているなら実績値あるでしょ?

知っていて言わないとトラブルになるよっ、みたいなこと言わないと。

 

しかし、入居前にこんなこという借主に管理会社は貸してくれないのかもね。