自宅で飼育していたアゲハチョウが旅立った。2月23日に羽化したので約2ヶ月も生きたことになる。すごいね、小さな身体でこんなに長生きするなんて。
この3号は、去年の秋にサナギになり越冬。
2月ごろに突然色が変わり始めて羽化した。
実は越冬したサナギは5匹くらいいた。しかしこの羽化した子以外は全てヤドリバエに寄生されて死んでしまった。越冬してもヤドリバエの脅威からは逃れることができないのか…と半ば諦めムードの中にこの子が羽化したのはとても嬉しかった。残念なのは羽化不全で羽根が伸びなかったことだ。4〜5ヶ月頑張ってやっと羽化できても羽根に障害ができてしまうなんて。
と、悔やんでも仕方ない。
ということで、自宅で保護することになった。
この子は、ハチミツ水、ポカリを好んで飲んだ。その日によって飲みたいものが変わるんだね、人間みたいだ。しかも飲みたい時は前足をパタパタとして催促をする。チョウチョっていろんな仕草でアピールするんだね。
暖かい日中はよくカーテン越しに飛んでいた。といっても自由に飛べないのでもっぱらカゴの中だったけど、本能なのか外に向かってしきりに飛ぼうとしていた。
羽化して1ヶ月くらいすると脚が弱くなり、モノに捕まることができなくなった。
外の成虫の寿命が2週間くらいというのは、このように弱って動けない時にアリや他の外敵にやられてしまうのだろうね…。
そして、それからしばらくすると自分で歩くことが難しくなり、常に介護が必要な高齢者のような状況に。これはそろそろダメかな…なんて思っていたが、日中やご飯が欲しいときは羽根をパタパタするなど、旅立ちの寸前まで元気だった。
最後は外で捕まえたイケメン?とツーショット。
楽しいデート出来たかな?
またどこかで会おう、アゲハちゃん。