アメグラ2号のブログ

1980年代後半の古き良きビデオゲームのほか、オッサンの個人的備忘録

ラズパイ最初にやること まとめ

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ラズパイ

引っ越しをしたらWi-Fi環境が変わる。

あーそうか、設定変えないと…と思ってファイルいじろうとしたらどこにいったのやら。

面倒くさいので最初から作り直すことに。

 

ということで、ラズパイ買ったら最初にやることを改めて整理。

 

◆大前提

ラズパイにはディスプレイはつながない。

パソコンからssh接続してラズパイを操作する。

 

◆OSインストール

ラズパイイメージャーでインストール

 

イメージャーで書き込み完了したら、SDカードを一度取り出して、また差し込む

SDカードを読み取るとフォルダ内容が表示されるので、以下の2つのファイルを作ってフォルダ内に入れる。

※要はこの2つがないと、ssh接続できないし、なによりWi-Fi接続してくれないのでいつまでたってもなーんもできない。

 

ssh

【作成方法】
ssh.txt」というテキストファイルを新規作成し、その後に「.txt」を消す

 

Wi-Fi設定

【作成方法】
適当なテキストファイルを新規作成し、下記を書き込む

======================

ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=JP

network={
ssid="xxxxxxxxxxxxxx"
psk="xxxxxxxxxxxxxxx"
key_mgmt=WPA-PSK
}

======================

備考;

ssid:自宅のWi-Fiの名前

psk:Wi-Fiの接続パスワード

作成後に「wpa_supplicant.conf」とリネーム

 

◆ラズパイ電源オーン!

SDカードを差し込んで電源ON!

立ち上がるのに30秒くらい?

電源ONしてからコーヒー入れにいく…くらいのほうが間違いない。

 

 ◆パソコンのcmd起動

画面左下あたりにある検索窓に「cmd」と入力すると出てくるのでリターンして立ち上げる。するとコマンドプロンプト画面になる。

 

ssh接続

初めて接続するときは、

ssh pi@raspberrypi.local

これでいく。IP調べるの面倒くさいし。

 

パスワードは、raspberry

このパスワードはデフォルトで設定されているのものなので、後で好きなパスワードに変更すればいい。ラズパイの環境が閉鎖的だったならそのままで良いと思う。

 

sshで怒られたとき

何回か、いろんな環境で、PCで、ssh接続していると、既にあるsshなのにアンタなに勝手に接続しようとしてるの?的に怒られることがある。
そんなときは、.sshファイル内の情報を削除する。

C:\Users\*****\.ssh\known_hosts

 この.ssh\known_hostsファイルを開くと単なるテキストデータで、中にはssh接続時の暗号・・・フィンガープリントが記録されている。

フィンガープリントは、初めてssh接続するときに作成される。

 

例えば、ssh pi@raspberrypi.localで接続しようとして怒られたときは、ファイル内でこの文字列を探す。すると、raspberrypi.local,****:****:****:*::*** ****-***と変な呪文のようなものがあるはず。。。それがフィンガープリントなので、これをまるまる削除する。

要はこれで、初めてssh接続する状態にしたってことになる。

 

 

◆更新

とりあえずやっておこう。

sudo apt-get update

sudo apt full-upgrade

 

◆ラズパイコンフィグ

sudo raspi-config 

 

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ラズパイコンフィグ

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ラズパイコンフィグ

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ラズパイコンフィグ

最低限これだけやってる。 

・locarizationOptions

→Timezone:Asia,tokyo

 →WLAN Country:JP

 

あとはやってもやらなくても、とりあえずは動くし、なんとかなる。

カメラやGPIO、I2Cを動かしたい場合は、interface optionsへ入って個々に設定する。

 

 

◆固定IP

$ sudo nano /etc/dhcpcd.conf

以下を追記する。


interface wlan0
static ip_address=192.168.0.200/24
static routers=192.168.0.1
static domain_name_servers=***.***.*.**

 

備考;

・static ip_address…200のところは任意に。自分はラズパイ4を200、ゼロを100にしたりして区分けしている。
・static routers…デフォルトゲートウェイのIPアドレス
・static domain_name_servers…DNSサーバーのIPアドレス

 

デフォルトゲートウェイのIPアドレス、DNSサーバーのIPアドレスの調べ方

windows cmdで、ipconfig -allと入力

こんなのが出てくるはず↓

============================

Wireless LAN adapter Wi-Fi:

接続固有の DNS サフィックス . . . . .: 
・・・

・・・
デフォルト ゲートウェイ . . . . . . .: 192.168.0.1 ←これ
・・・

・・・
DNS サーバー. . . . . . . . . . . . .: 219.110.*.** ←これ
============================

この情報を先ほどのファイルに使う。

 

これで、このラズパイのIPアドレスは、192.168.0.200になる。

 

◆2回目以降のssh接続

固定IPにしたので、2回目以降のssh接続は、

ssh pi@192.168.0.200 と入力して入る。

※初回接続はfingerprintを作成するのでなんや聞かれるけどyesで、フィンガープリントが作成されてssh接続ができるようになる。

 

※なんで固定IPに?

自宅のルーターは一般的にDHCP…ルーターが接続機器に対して、毎度テキトーに良い感じにIPを割り振ってくれる、というものなので、ラズパイのIPアドレスも翌日には異なる番号になったりしてssh接続するのが面倒…って話。毎回IPアドレス探すの面倒・・・。

 

※じゃぁ、pi@raspberrypi.localで入れば?

ラズパイが1台のときはこれで良いんだけど、うちにはラズパイ4、ラズパイゼロの2台体制なので、区別がつかなくなっちゃう。

 

※じゃぁ、ラズパイコンフィグでhost,passを変えたら?

これでもよいと思う。区別できたらいいわけだし。

 

ただ、うちの場合は、

ssh pi@192.168.0.100で、ラズパイゼロ

ssh pi@192.168.0.200で、ラズパイ4

という感じで区別している。

 

 

 これでラズパイをいろいろいじっていける環境になる。

この後は、小型Webサーバー、NAS、LED点灯、などなど、その都度必要なものをインスコしていけばいい。

 

はー面倒くさいけど仕方ないね。

安全のためにこの時点でバックアップしておくのがいいかも。

イメージファイルのバックアップはWin32ディスクimagerとか使うとラクチン。

 

 

◆IPを探す

いちおう、のっけておく。

====================================
Windows cmd
ラズパイを探す
====================================
arp -a
for /l %i in (0,1,255) do ping -w 1 -n 1 192.168.0.%i

 

arpで、接続機器のIPアドレスを確認。

ただ、arpで調べた時点でラズパイを認識していない場合があるので、その場合はfor~のコマンドで接続している全ての機器へping飛ばしてarpテーブルを再作成。

そのあとにarpをすれば最新のIP接続状況が得られる・・・はず。

 

for /l %i in (0,1,255) do ping -w 1 -n 1 192.168.0.%iは、

192.168.0.1~192.168.0.255まで、1つずつpingを1回発信(都度待機時間1秒)を繰り返すって意味。255回もping打つから1~2分かかるけど…。

 

これでdcなんちゃらから始まるのがラズパイ4、ba?だったかな、がラズパイゼロ。

事前にどいつがどのMACアドレスかを分かってないと判別できないけど。

※(Advanced IP Scannerというフリーアプリを使う手もある)