引っ越しをしたらWi-Fi環境が変わる。
あーそうか、設定変えないと…と思ってファイルいじろうとしたらどこにいったのやら。
面倒くさいので最初から作り直すことに。
ということで、ラズパイ買ったら最初にやることを改めて整理。
◆大前提
ラズパイにはディスプレイはつながない。
パソコンからssh接続してラズパイを操作する。
◆OSインストール
ラズパイイメージャーでインストール
イメージャーで書き込み完了したら、SDカードを一度取り出して、また差し込む
SDカードを読み取るとフォルダ内容が表示されるので、以下の2つのファイルを作ってフォルダ内に入れる。
※要はこの2つがないと、ssh接続できないし、なによりWi-Fi接続してくれないのでいつまでたってもなーんもできない。
・ssh
【作成方法】
「ssh.txt」というテキストファイルを新規作成し、その後に「.txt」を消す
・Wi-Fi設定
【作成方法】
適当なテキストファイルを新規作成し、下記を書き込む
======================
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=JP
network={
ssid="xxxxxxxxxxxxxx"
psk="xxxxxxxxxxxxxxx"
key_mgmt=WPA-PSK
}
======================
備考;
psk:Wi-Fiの接続パスワード
作成後に「wpa_supplicant.conf」とリネーム
◆ラズパイ電源オーン!
SDカードを差し込んで電源ON!
立ち上がるのに30秒くらい?
電源ONしてからコーヒー入れにいく…くらいのほうが間違いない。
◆パソコンのcmd起動
画面左下あたりにある検索窓に「cmd」と入力すると出てくるのでリターンして立ち上げる。するとコマンドプロンプト画面になる。
◆ssh接続
初めて接続するときは、
ssh pi@raspberrypi.local
これでいく。IP調べるの面倒くさいし。
パスワードは、raspberry
このパスワードはデフォルトで設定されているのものなので、後で好きなパスワードに変更すればいい。ラズパイの環境が閉鎖的だったならそのままで良いと思う。
※sshで怒られたとき
何回か、いろんな環境で、PCで、ssh接続していると、既にあるsshなのにアンタなに勝手に接続しようとしてるの?的に怒られることがある。
そんなときは、.sshファイル内の情報を削除する。
C:\Users\*****\.ssh\known_hosts
この.ssh\known_hostsファイルを開くと単なるテキストデータで、中にはssh接続時の暗号・・・フィンガープリントが記録されている。
フィンガープリントは、初めてssh接続するときに作成される。
例えば、ssh pi@raspberrypi.localで接続しようとして怒られたときは、ファイル内でこの文字列を探す。すると、raspberrypi.local,****:****:****:*::*** ****-***と変な呪文のようなものがあるはず。。。それがフィンガープリントなので、これをまるまる削除する。
要はこれで、初めてssh接続する状態にしたってことになる。
◆更新
とりあえずやっておこう。
sudo apt-get update
sudo apt full-upgrade
◆ラズパイコンフィグ
sudo raspi-config
最低限これだけやってる。
・locarizationOptions
→Timezone:Asia,tokyo
→WLAN Country:JP
あとはやってもやらなくても、とりあえずは動くし、なんとかなる。
カメラやGPIO、I2Cを動かしたい場合は、interface optionsへ入って個々に設定する。
◆固定IP
$ sudo nano /etc/dhcpcd.conf
以下を追記する。
interface wlan0
static ip_address=192.168.0.200/24
static routers=192.168.0.1
static domain_name_servers=***.***.*.**
備考;
・static ip_address…200のところは任意に。自分はラズパイ4を200、ゼロを100にしたりして区分けしている。
・static routers…デフォルトゲートウェイのIPアドレス
・static domain_name_servers…DNSサーバーのIPアドレス
※デフォルトゲートウェイのIPアドレス、DNSサーバーのIPアドレスの調べ方
windows cmdで、ipconfig -allと入力
こんなのが出てくるはず↓
============================
Wireless LAN adapter Wi-Fi:
接続固有の DNS サフィックス . . . . .:
・・・
・・・
デフォルト ゲートウェイ . . . . . . .: 192.168.0.1 ←これ
・・・
・・・
DNS サーバー. . . . . . . . . . . . .: 219.110.*.** ←これ
============================
この情報を先ほどのファイルに使う。
これで、このラズパイのIPアドレスは、192.168.0.200になる。
◆2回目以降のssh接続
固定IPにしたので、2回目以降のssh接続は、
ssh pi@192.168.0.200 と入力して入る。
※初回接続はfingerprintを作成するのでなんや聞かれるけどyesで、フィンガープリントが作成されてssh接続ができるようになる。
※なんで固定IPに?
自宅のルーターは一般的にDHCP…ルーターが接続機器に対して、毎度テキトーに良い感じにIPを割り振ってくれる、というものなので、ラズパイのIPアドレスも翌日には異なる番号になったりしてssh接続するのが面倒…って話。毎回IPアドレス探すの面倒・・・。
※じゃぁ、pi@raspberrypi.localで入れば?
ラズパイが1台のときはこれで良いんだけど、うちにはラズパイ4、ラズパイゼロの2台体制なので、区別がつかなくなっちゃう。
※じゃぁ、ラズパイコンフィグでhost,passを変えたら?
これでもよいと思う。区別できたらいいわけだし。
ただ、うちの場合は、
ssh pi@192.168.0.100で、ラズパイゼロ
ssh pi@192.168.0.200で、ラズパイ4
という感じで区別している。
これでラズパイをいろいろいじっていける環境になる。
この後は、小型Webサーバー、NAS、LED点灯、などなど、その都度必要なものをインスコしていけばいい。
はー面倒くさいけど仕方ないね。
安全のためにこの時点でバックアップしておくのがいいかも。
イメージファイルのバックアップはWin32ディスクimagerとか使うとラクチン。
◆IPを探す
いちおう、のっけておく。
====================================
Windows cmd
ラズパイを探す
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arp -a
for /l %i in (0,1,255) do ping -w 1 -n 1 192.168.0.%i
ただ、arpで調べた時点でラズパイを認識していない場合があるので、その場合はfor~のコマンドで接続している全ての機器へping飛ばしてarpテーブルを再作成。
そのあとにarpをすれば最新のIP接続状況が得られる・・・はず。
for /l %i in (0,1,255) do ping -w 1 -n 1 192.168.0.%iは、
192.168.0.1~192.168.0.255まで、1つずつpingを1回発信(都度待機時間1秒)を繰り返すって意味。255回もping打つから1~2分かかるけど…。
これでdcなんちゃらから始まるのがラズパイ4、ba?だったかな、がラズパイゼロ。
事前にどいつがどのMACアドレスかを分かってないと判別できないけど。
※(Advanced IP Scannerというフリーアプリを使う手もある)